BkTag Ver0.5をリリース
BkTag Ver0.5をリリースしました。
更新内容
- タグの編集機能追加
- 韓国語対応
- カラーラベル処理の設定追加
タグの編集機能は、その名の通りです。
今までタグ名や色を変更できませんでしたが、ようやく自由に設定できるようになりました。
ちなみにタグは16個まで定義できます。
次に韓国語対応について。
今までは韓国語のメールにタグを付けることは可能でしたが、BkTagリストで表示すると文字化けをしていましたが、JVMをUTF-8で動作するようにすることで文字化けを回避しました。
ただし前のバージョン(Ver0.1〜Ver0.4)で付けたタグ情報はShift JISで保存されていたため、Ver0.5でUTF-8を設定すると日本語の部分が文字化けを起こしてしまいます。
そこで韓国語を使う場合のみ、インストール後にUTF-8設定をしてもらうこととしました。
カラーラベル処理は、以前にも書きましたがちょっと特殊な方法で無理やり色を付けているため、
環境によっては正常に動作しないことがあるようです。
今回設定ファイル(bktag.properties)にbktag.interval1〜4を用意したので、それぞれミリ秒単位で操作のインターバルを設定できるようにしました。
カラーラベル処理が上手く動作しないときは、分かり難いと思いますが下記の説明を参考にして設定変更して様子を確認してみて下さい。
メールを選択
↓
interval1
↓
右クリック(コンテキストメニューを開く)
↓
interval2
↓
Bキー (カラーラベルを付ける を選択)
↓
interval3
↓
色の選択画面が表示
↓
下矢印キー
interval4
(選択した色により繰り返し)
↓
終了
Second LifeのSDK
ふとセカンドライフのSDKはどのようなものが用意されているのか気になって少し調べてみました。
現状は最低でも3種類はあるようです。
- 公式
- LSL (Linden Scripting Language)
- Second Life Viewer
- 非公式
- libsecondlife
LSLは独自のスクリプト言語であり、下記のような書籍が出ているためか、試した人がたくさんいるようです。
Second Life Viewerの方はかなり敷居が高そうです。
Visual Studio 2003ベース+各種ユーティリティで開発されていたものなので、ビルドするには環境構築が大変そうです。
(いくつかのサイトでビルド方法を解説していたりする程度)
libsecondlifeの方は.NET用ライブラリということで敷居は低そうですが、実際のユーザはまだ少なそうです。
イマイチ各SDKで「何がどこまでできるか?」が分かっていないので、そのうちもう少し調べてみるつもりです。
BkTag Ver0.4を公開
BkTag Ver0.4を公開しました。ダウンロードは公式サイトからどうぞ。
http://f12.aaa.livedoor.jp/~darkstar/pukiwiki14/
更新内容
- インストーラで簡単にインストール
- カラーラベル設定方法の変更
- BkTagリスト関連
- 位置、サイズを保持
- ★機能を追加
- ステータスバーにタグの付いたメール件数を表示
- リストのソート対応
- リストのキー選択対応(従来はマウス選択のみ)
Visual C++ 2005 Express EditionでBecky!のplugin(DLL)を作成
ここでは簡単にVisual C++ 2005 Express Editionを使いBecky!のpluginを作成する方法を紹介します。
1. Visual C++ 2005 Express Edition(以下VC++と省略)とMicrosoft Platform SDKのインストール
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/visualc/usingpsdk/
を参照
http://www.rimarts.co.jp/becky-j.htm の「開発者向け」のところにhttp://www.rimarts.jp/downloads/B2/B2PinSDK-23100.zip が公開されています。
3. VC++を起動しDLL作成ウィザードを実行
メニューから「ファイル」→「新規作成」→「プロジェクト」を選択します。
次に、「プロジェクトの種類」で「Win32」を選択し、「テンプレート」で「Win32コンソールアプリケーション」を選択し、プロジェクト名を記入して「OK」ボタンを押します。
「次へ」ボタンを押します。
「アプリケーションの種類」で「DLL」を選択し、「追加のオプション」で「空のプロジェクト」にチェックを入れて、「完了」ボタンを押します。
Becky! Plug-In SDKのZIPファイルを展開し、BeckyApi.h BeckyApi.cpp BkCommon.h BkCommon.cpp Template.defをプロジェクトのフォルダにコピーします。
次にTemplate.cppをプロジェクトのフォルダ配下にあるプロジェクト名の付いたフォルダへコピーし、VC++のメニューから「プロジェクト」→「既存項目の追加」を選択し、このTemplate.cppを選択して「追加」ボタンを押します。
同様にBeckyAPI.cppも追加します。
5. コンパイル方法の変更
VC++のメニューから「プロジェクト」→「プロパティ」を選択します。
「構成プロパティ」→「全般」の「文字セット」を「Unicode文字セットを使用する」から「設定なし」に変更します。
次に「構成プロパティ」→「リンカ」→「入力」を選択します。
「モジュール定義ファイル」にTemplate.defのfull pathを指定しまし、「OK」ボタンを押します。
6. Template.cppの編集
追加したTemplate.cppをソリューションエクスプローラーから選択してVC++内で開き、BKC_OnPlugInInfo()内のコメントアウトを外してszPlugInName、szVendor、szVersion、szDescriptionを編集します。
後でコンパイルするとwarningがたくさん出ますが、嫌ならwarningを抑制することもできます。
#pragma warning(disable:4996)
#pragma warning(disable:4267)
7. ビルドして完成
VC++のメニューから「ビルド」→「ソリューションのビルド」を選択します。
ビルドが成功するとプロジェクトフォルダ配下のdebugフォルダにDLLが作成されます。
作成したDLLをBecky!のPluginsフォルダに置くとBecky!起動時にプラグインが読み込まれます。
※参考URL
Visual Studio 2005 Express Edition日本語版が無償で公開
MicrosoftはVisual Studio 2005 Express Editionを無償で公開しています。
製品版との比較は @ITの記事 や Microsoftの解説 が参考になるかと思います。
このVisual Studio 2005 Express EditionはVisual C++, Visual C#, Visual Basic, Visual J#用のパッケージが用意されており、今回はBecky! Plug-In SDKがC++で提供されているのでVisual C++ 2005 Express Editionを使うことにしました。
それにしても、何時の間にかVIsual Studio .NETという呼び方は止めてしまっていたんですね。
JREの設定方法
BkTagはJavaで開発しているためJREが必須なわけですが、JREのインストールと設定は少々面倒ですし慣れないと難しいかと思います。*1
最初は自分も嵌りましたし、何人かから設定できない旨のメールをもらいましたので、JREの設定方法を図入りの説明文に修正しました。
http://f12.aaa.livedoor.jp/~darkstar/pukiwiki14/index.php?%A5%A4%A5%F3%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EB
Windows2000ベースなのでXPの人は少し画面が違いますが大体イメージはつかめるようになるのではないかと期待しています。
Vectorに掲載されました
VectorにBkTagの公開を申請していましたが、本日ようやく掲載されました!
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se438101.html
申請から公開まで2週間程かかるらしく、今回は9/6申請→9/18掲載という運びとなりました。
しばらくはリリースが落ち着くまでVectorと公式サイト(wiki)の両方でBkTagを公開していこうと思います。